プロジェクト
PROJECT | 01

生命保険の常識を変えた新しい仕組みの商品
「未来のとびら」で社会の多様なニーズに応える。

PROLOGUE

一般に生命保険商品は「主契約」と、その内容をさらに充実させるための「特約」から構成されている。しかし2009年頃からフコク生命は、この常識を打ち破り、特約だけを組み合わせるという新しい仕組みの商品を目指して動き出した。従来になかった構造の商品だけに、その開発は、市場動向、法的側面、事務処理など、さまざまな面で未知の課題への挑戦だった。

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CASE | 特約組立型総合保険「未来のとびら」とは?

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通常の生命保険は主契約と特約が一体となっているため、特約だけでは契約できず、また、主契約を解約すると特約も解約となる。しかしこれでは、現代の多様化するお客さまのニーズに対応しきれない。そこでフコク生命では、商品を構造から考え直し、主契約という概念を捨て、特約だけを組み合わせる商品をつくり出した。これが特約組立型総合保険「未来のとびら」である。

「未来のとびら」
商品ラインアップ

万一への備え

特約組立型総合保険

  • 収入保障特約(逓減型)
  • 収入保障特約
  • 生存給付金付定期保険特約
  • 定期保険特約
  • 終身保険特約
身体障がい・
介護への備え

特約組立型総合保険

  • 生活障害保障特約
  • 介護保障特約(有期型)
  • 介護保障特約(終身型)
  • 介護終身年金特約(認知症加算型)
就業不能への備え

特約組立型総合保険

  • 就業不能保障特約
病気・ケガへの備え

医療保険

  • 医療保険

    ※終身タイプの医療保険(終身医療保険[払戻金なし型])もご用意しています。

  • 生活習慣病特約
  • 先進医療特約
  • 女性疾病特約
  • 移植医療特約
  • がん特約
  • 特定損傷特約
がんへの備え

新ガン治療費用保険(提携用)

  • メディコムプラス
保険料
払込免除

特約組立型総合保険・医療保険共通

  • 保険料払込免除特約
その他の備え

特約組立型総合保険

  • 災害割増特約

    不慮の事故による死亡・高度障害に備えられます。

  • 傷害特約

    不慮の事故による死亡・身体障害に備えられます。

  • リビング・ニーズ特約

    生存中に死亡保険金の一部または全部を前払請求できます。

(登)B-2019-107(2020.1.31)

STORY01
これまでにない新しい
総合保険の開発を
目指す。

関が新宿支社を経て本社の商品開発グループに異動してきたのは2007年。それまでとはまったく異なる業務を担当することとなり、知識と方法を学ぶ日々となった。この部署で動き出したプロジェクトの一つが、従来にない画期的な保険商品の開発だった。
背景には保険ニーズの多様化がある。日本社会が少子高齢化し、ライフスタイルも変化していく中で、求められる保険商品も変わっていくのは必然の流れだった。
フコク生命は、企業活動の原点とする「お客さま基点」という価値観のもと、これまでにも数々の業界初の生命保険商品を世に送り出してきた実績があった。しかし、こうした市場の変化に対応する新たな商品開発の必要性を感じており、また、フコク生命の競争力強化という点でも今後の主力となるような優れた商品の開発が不可欠だった。
「介護、医療などの第三分野の保険へのニーズが高まりつつあることはわかっていました。しかし、当時はフコク生命を含め、必ずしもお客さまの求める形で提供されている商品が存在していませんでした。そこで、『お客さまにとって設計自由度が高く、保障の面でもより安心していただける商品』を開発のコンセプトに設定し、アプローチしていきました」。その考えが、主契約という今までの常識を捨てる決断につながっていったのだった。

STORY02
商品開発の両輪である
数理設計と法規対応に
奔走。

「従来の商品では、主契約によって介護や身体障がいの保障と死亡保障が不可分になっていたので、介護保険金が支払われると死亡保障が減ったり、消滅する、お客さまが介護や医療を重視して保険を組み立てたいのにそれができないなどの課題がありました」。
では、主契約をやめ、特約の集合体にすればどうだろう。
それが発想の原点だった。特約の組み合わせを自由に選べ、各特約に応じた保障も受けられるので内容もわかりやすくなる。「特にわかりやすさは重要だと私は考えました。そうでないと販売後の未払いなどが増え、事務の負担が大きくなり、普及の妨げになってしまうからです」。こうして、第三分野の保障すべてから死亡保障を切り離し、特約のみを組み合わせる総合保険の開発が始まっていった。
開発のプロセスはこうだ。商品開発管理委員会を設け、ここが関係部署との連絡・調整をするとともに、商品開発グループは法規や事務の面を、商品数理グループは数理設計面を担い、開発推進の両輪となる。関は主に全体を俯瞰し、調整する立場で開発に携わった。
「中核の開発メンバーは商品開発、商品数理から合わせて10名ほど。互いに意見をかわし、例えば事務面の変更が入るとそれを数理的に検討し、検討にあたって不足のデータがあればそろえる、主契約がない商品の配当金の在り方について議論するなど、調査、検証、解決のプロセスを制度の一つひとつについて行っていきました」。複数事項の開発を同時並行で進めるため、関はその調整や連携に奔走した。
対外的には金融庁への説明にも気を使った。新商品が保険業法に抵触しないこと、契約者の混乱を招かないことを監督官庁が納得しなくては認可されないからだ。しかし、前例がない商品のため、当然交渉は難航を極めた。「大学の法律研究者や弁護士に意見書をいただいて理解を促進することもしました」。関の責任とプレッシャーは大きかった。膨大なコストをかけてきた開発を、自分の折衝の拙さで頓挫させるわけにはいきませんから」。その覚悟が関の力となり、粘り強い交渉を可能にした。

STORY03
次代のニーズに応えた
主力商品が誕生。

2013年4月、「未来のとびら」はついに世に出た。
「この商品の非常に大きな意味は、特約だけを組み合わせるという仕組みそのものをつくったことにあると思います」と関は語る。大きく変えたのは仕組みであって、そこに組み込まれる各特約の内容は、従来と基本的には変わらない。発売に先立って行うお客さまアドバイザーへの研修などもそこに配慮した。「お客さまアドバイザーは個別の特約については熟知していますから、それよりも死亡保障を外した意味や設計自由度の高さの意味、組み合わせのモデルプランなど、新しい仕組みや販売方法に注力して説明し、販売を支援するようにしました」。
やがて狙い通り、「未来のとびら」はフコク生命の主力商品へと育っていった。「設計の自由度が高いため、あらゆる保険ニーズに柔軟に対応できることが大きい。主契約がないため、個々の特約をリニューアルするだけで新商品にでき、発展性がある商品だと思います」。
関はその後、長崎支社に内務次長として異動したが、「未来のとびら」の開発プロジェクトに携わったことを今も誇りに感じている。「開発に苦闘した濃密な日々の中で、多角的な視点、問題への迅速な分析力・対応力などが鍛えられ、それは現在の仕事においても私の財産になっています」。

PROFILE

関 文明Fumiaki Seki
東京支社
2003年入社
総合職

入社後、新宿支社で契約書類の確認業務や営業所のサポート業務などを4年間担当した後、2007年に商品開発グループに配属。以後9年にわたり、フコク生命の主力となる保険商品の開発に携わった。その一つが「未来のとびら」である。2016年に長崎支社の内務次長、2019年から東京支社の内務次長として活躍している。